エンターキーを押すと、ナビゲーション部分をスキップし本文へ移動します。

地方独立行政法人秋田県立療育機構 秋田県立医療療育センター

代表電話

ここから本文です。

写真:言語聴覚士リハビリの様子

言語聴覚士

子どもたちに「一緒にあそぶと楽しい」「話してみたい」と思われる療法士であり、保護者の心に寄り添った聞き上手であることを目指しています。

言語聴覚士について

当センターの言語聴覚療法について

当センターには、言語発達の遅れ、構音障害、吃音などの様々な言語、発話、コミュニケーションの問題を持つ子どもたちが来院しています。
疾患としては、脳性麻痺、ダウン症候群など染色体や遺伝子を起因とする疾患、神経筋疾患、自閉スペクトラム症、注意欠陥多動症、発達性協調運動症、限局性学習症、発達の遅れなどさまざまな疾患の子どもたちが対象となります。
また、聴力障害や口蓋裂などを併せ持つ子どもたちにも対応しています。

幼児期から学童期を中心として、幅広い年齢層の子どもたちが来院するため、それぞれのライフステージに応じた対応が求められます。
これらの子どもたちに対して言語聴覚療法を行うためには、ことばだけではなく、ひとりひとりの身体機能や運動特性、感覚面や認知面などの総合的な解釈が必要となりますが、当センターでは、理学療法、作業療法、他部門と情報共有し、協働して実施できるところが強みであると考えております。

子どもたちに「一緒にあそぶと楽しい」「話してみたい」と思われる療法士であり、保護者の心に寄り添った聞き上手であることを目指しています。

摂食リハビリテーション

運動機能障害、発達の遅れ、口腔器官の形態の問題などにより食べることに困難がある場合は、医師の指示の下、摂食リハビリテーションを実施しています。

当センターでは、言語聴覚士が作業療法士と一緒に評価を行い、食形態や一口量、介助方法やペース、タイミングなどを検討し、子どもが安全に楽しく食べるための練習を行っています。摂食リハビリテーションの実施の際に、作業療法士や、場合によって理学療法士も介入することで、摂食嚥下機能だけではなく、姿勢や食具の提案なども含めて包括的にアプローチできることが当センターの特徴です。

また、必要に応じて嚥下造影検査(VF)や嚥下内視鏡検査(VE)が行われており、多角的な情報を基に摂食リハビリテーションを進められる仕組みがあります。
方針やプログラムを立案するときは、摂食機能を向上させるという視点に加えて、「口が開きにくい」「スプーンを噛んでしまう」といった摂食を妨げる要因を減らすという視点を持ち、介助しやすくする、されやすくすることで、食事の時間が子どもと家族みんなにとって楽しいものになるように摂食リハビリテーションを行っています。

聴力検査

言語聴覚士は、週1回の耳鼻咽喉科外来にて聴力検査業務も行っています。当センターでは、標準純音聴力検査に加えて、乳幼児期から行える条件詮索反応聴力検査(COR)、遊戯聴力検査、補聴器のフィッテングの際には語音聴力検査も行っております。

検査の手続きの理解が難しい、集中が持続しにくい、慣れない場所に不安が強いなど様々な子どもたちに対して検査を行う必要があるため、検査手順の習熟に加えて、それぞれの子どもの特性に応じた対応が必要となり、言語聴覚士としての知識、技術が求められます。
検査手技の習得に関しては、研修期間を設けて進めていきます。

地域連携・支援

当センターは県内全域の方を対象としているため、各地域での生活や、各地域で医療を受けられている様子も確認する必要があります。

ご自身の生活地域で安心して暮らすことができるように、各地域の拠点病院等、小児のリハビリテーションを実施している病院とは、カンファレンスを実施して、方針やプログラムのすり合わせを行っております。
当センター医師からのレクチャーも実施し、小児リハビリテーションに対する知識や技術を双方向に高められるように継続して取り組んでおります。

また、NICUのある総合病院とは新生児フォローアップカンファレンスを実施し、早期産などのケースについて、経過やリハビリテーションの様子など情報交換を行い、各専門職が集まって出生から途切れることがないようなフォロー体制作りに尽力しています。

保育所等訪問事業

当センターの保育士とともに保育所等に訪問し、普段生活している場面を見せていただき、園で直接関わっているスタッフの皆さんとさまざまな情報を共有しながら、より快適に楽しく過ごせるための提案をし、スタッフの方々のご相談に対応させていただいています。

研究発表、講義・講演等活動について

当センターは療育を提供している県内唯一の専門機関のため、自分達が取り組んでいることの実績・成果をまとめて発信する必要があります。
各学術大会や研究会での発表を通して、日々の臨床を見つめ直すとともに、最新の知見を得て臨床に還元するよう努めています。

研修制度について

各職責に応じた研修制度を設定しております。特に新規採用職員については、見通しをもって段階的に取り組めるようにラダーを用いての研修を支援しております。
また、経験年数や達成度に応じて各専門職の知識、技術を高める研修への参加を支援しております。
専門知識だけでなく、社会人として、医療人として必要な知識を深めるような研修も人材育成活動として支援しています。
各療法士は知識や技術の研鑽に励み、より高度な医療を提供することに努めております。

センター内・部内研修について

医療に携わる者として必要な医療倫理研修、医療安全研修など年間を通じて計画、実施しております。
すべての研修が勤務時間内に受講することができるように支援しております。

学生・実務研修生の受け入れについて

小児リハビリテーションに従事する療法士を育成する目的として、各養成校から臨床実習生を受け入れております。
また、各地域の拠点病院で働かれている理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士を実務研修生として受け入れております。

関連リンク

リハビリテーション部 > 言語聴覚療法

募集案内

現在、言語聴覚士の募集はありません。

ページトップヘ戻る