秋田魁新報掲載記事 聴診記
執筆:センター長 澤石由記夫
秋田大学医学部に入学して間もなく、私は当センターの前身である太平療育園の学生ボランティア活動に参加しました。それから学生時代の6年間、障害児と交流する中で、私はこの子らと関わり続ける道を選び、小児科医になりました。鳥取大学脳神経小児科での研修の後、平成元年に秋田大学に帰り、小児神経疾患の専門医としての毎日を送ることになりました。「病気を治して欲しい」、「家族と一緒に暮らしたい」という子どもたちの願いを叶えることを目指して、日々奮闘しました。思い通りに行かなかったことが多かったなかで、私は子どもたちから学んだことや、子どもたちの生きる姿を記録したいとの思いを抱く様になりました。そんな折、聴診記の依頼があり、連載が始まりました。私の先生である子どもたちの記録として読んで頂ければと思います。
詳細記事
- 障害への無知を知る(2012年5月8日)
- 距離の差は心の差(2012年6月26日)
- 共通する価値観、大切に(2012年8月7日)
- 現実見詰め信頼構築(2012年9月25日)
- 学生時代に青写真描く(2012年11月6日)
- 基本を学ぼうと決心(2012年12月25日)
- 鬼手仏心の精神知る(2013年3月5日)
- 共に過ごし観察力磨く(2013年4月23日)
- 正しい知識と判断力を(2013年6月11日)
- 「実践」学ぼうと鳥取へ(2013年7月30日)
- 命、どうやって輝かせる(2013年9月10日)
- 患者家族と向き合う(2013年10月29日)
- 小さな変化も見逃さず(2013年12月10日)
- やり尽くし、障害を受容(2014年2月6日)
- 看護師の言葉、今も胸に(2014年3月27日)
- 患者の「祈る思い」切実(2014年5月8日)
- 見逃せぬ心のサイン(2014年6月26日)
- 家族の愛情、最後まで(2014年8月28日)
- 医療の地域格差痛感(2014年10月23日)
- 呼吸器管理、増加に対応(2014年12月11日)
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