秋田魁新報掲載記事 聴診記
執筆:センター長 澤石由記夫
秋田大学医学部に入学して間もなく、私は当センターの前身である太平療育園の学生ボランティア活動に参加しました。それから学生時代の6年間、障害児と交流する中で、私はこの子らと関わり続ける道を選び、小児科医になりました。鳥取大学脳神経小児科での研修の後、平成元年に秋田大学に帰り、小児神経疾患の専門医としての毎日を送ることになりました。「病気を治して欲しい」、「家族と一緒に暮らしたい」という子どもたちの願いを叶えることを目指して、日々奮闘しました。思い通りに行かなかったことが多かったなかで、私は子どもたちから学んだことや、子どもたちの生きる姿を記録したいとの思いを抱く様になりました。そんな折、聴診記の依頼があり、連載が始まりました。私の先生である子どもたちの記録として読んで頂ければと思います。
詳細記事
- 遺伝子診断で原因解明(2015年2月12日)
- 少女、同級生の心の中に(2015年4月9日)
- 母の思いに寄り添えず(2015年6月11日)
- 「最後の夢」かなえる(2015年8月6日)
- 人と関わり子は成長(2015年10月1日)
- 家族の苦悩受け止める(2015年11月26日)
- ストレスの原因に対処(2016年1月28日)
- 家族関係で病態を理解(2016年3月24日)
- 成長歴から原因探る(2016年5月12日)
- 家庭の不安定から腹痛(2016年7月7日)
- 心に寄り添い続ける(2016年9月1日)
- 専門医の力量試される(2016年10月27日)
- 未知の病も基本が重要(2016年12月22日)
- 感謝忘れず生活送る(2017年2月23日)
- 母の夢に思いはせる(2017年4月8日)
- 難病への社会的理解を(2017年6月3日)
- 親の思いに歩み寄る(2017年7月29日)
- 目の前の患者が教科書(2017年9月23日)
- 対人関係は母子から(2017年11月11日)
- 片桐格先生を思う(2018年1月13日)
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